2019.08.17-19 10代のための次世代リーダー育成プログラム
2019年8月17日(土)〜8月19日(月)に本学舎で開催された第2回「10代のための次世代リーダー育成プログラム」の様子をご紹介します。
今回は、8月17日〜18日を第1回のプログラム修了生(1期生)を対象としたリフレッシャープログラム。8月18〜19日を新しい参加者(2期生)を迎えて、次世代リーダーシッププログラムを実施しました。
また、1期生の数名はリフレッシャープログラム以降も残り、2期生のプログラム運営を手伝ってくれました。
プログラム概要
1日目 (第1期生対象)
- 前回プログラムからの振り返り
- 環境問題:地球はどこへ向かうのか?
- ビーチクリーニング
- 夕食
2日目 (第1期生&第2期生)
- 朝の瞑想・ヨガ
- 朝食
- まとめ&
2期生を迎える準備
※ここまでが1期生対象のプログラム
- オリエンテーション&自己紹介
- 先人たちに学ぶリーダーシップ
- オンラインケーススタディ
- 夕食BBQ
3日目 (第2期生対象)
- リーダーシップヨガ
- 朝食
- 私のライフストーリー
※1期生はお茶室でコーチング
- 昼食
- リーダーとしての夢
- お茶室でのコーチング
プログラム詳細
1日目
1日目は、前回6月の「10代のための次世代リーダー育成プログラム」を修了した1期生を対象としたリフレッシャープログラムを実施。1期生の4名が参加してくれました。
2ヶ月ぶりの再会で積もる話もある中、まずはケネックスブロックを使ってお互いの強みを表現するワークを実施しました。

このワークは、1人に1人ずつ表現する人を決めます。(AさんはBさん、BさんはCさん、CさんはAさんのように)
最初は誰が誰のことを表現しているのかを秘密にして作成し、できた作品を発表して「誰のことを表しているか」を当てます。
お互いをよく知っている1期生同士だからこそ、それぞれの強みがよく表現された作品になっていました。また、他者から自分の強みがどのように見られているかわかって新しい発見があったという声もありました。
ケネックスブロックのワーク後は、全員で近況報告と前回プログラムから変わったことやチャレンジしたこと等を共有しました。2ヶ月の間に新しいことに挑戦してみたという子もいれば、まだ行動に移せていないけれど意識が変わったという子もいて、皆それぞれあっという間の2ヶ月だったようです。

その後は、今回のリフレッシャープログラムのメインテーマ「環境問題:地球はどこに向かうのか?」について講義やディスカッション、ゲストスピーカーを招いた講演を行いました。
この「10代のための次世代リーダー育成」では、ビジネスにおけるリーダーという側面だけではなく、世界で起こっている社会問題や環境問題に関する知識や視点も兼ね備えたリーダー育成を目指しています。
世界には、10代の環境活動家や社会起業家は多くいます。そのような同世代の人たちのスピーチや活動を紹介することで、参加者も大きな刺激を受けたようでした。

今回の環境問題に関するゲストスピーカーは、成田浬さん。
成田さんは俳優やナレーターというお仕事をされる傍ら、プライベートでは世界中の海の清掃活動やモンゴルでの植林活動などなど、様々な環境活動に参加されていらっしゃいます。
世界で起きているマクロの環境問題を目にした後に、実際に環境活動に取り組まれている方の体験を聴くことで、より環境問題を身近に感じることができました。
講演の後は、南総学舎から少し離れ、実際に千葉の海にて参加者全員でビーチクリーニングを実施しました。



プログラム実施数日前の台風の影響か、通常より多くのゴミが落ちていました。
成田浬さんも一緒にビーチクリーニングに参加してくださり、実際にビーチにあるゴミやマイクロプラスチックについて詳しく教えてくださいました。
あっという間に1日目終了〜。たくさん学んで、ビーチクリーニングで体を動かした後は夕食です。1日目の夕食は、みんなでたこ焼きや焼きそば、お好み焼きを作って美味しくいただきました!

お水はこれくらいでいいかな〜?


リーダーの指示に従って材料を切ります!

2日目

2日目は、成田涼子先生による朝の瞑想&ヨガでスタート。朝の眠気も昨日の疲れも朝のヨガでスッキリとれます。
2ヶ月前と比べて急激に背が伸びた子もいて、手を伸ばすと天井に手が届いてしまいそうです・・・!
ヨガで体も頭もスッキリした後は、お腹も空いてくるので、朝食です。1期生の参加者はだんだんと皆で協力して料理をすることにも慣れてきて、テキパキとした手つきで朝食を作ります。

2日目の朝食は、サラダ、焼き鮭、味噌汁、ご飯と栄養バランスのとれた食事を作ってくれました!
魚が苦手な子も、「みんなで作ったものだから美味しく食べれた!」と、苦手を克服していました。
朝食の後は、今回のリフレッシャープログラムのまとめと、2期生を迎えるための準備をしました。2期生を迎える準備として、1期生にはそれぞれリーダーとしての役割が与えられ、2日間はその役割に挑戦してもらうことを決めました。
12時に今回のプログラムの新しい参加者である2期生が南総学舎に到着。
今回は、高校生が中心のグループです。
1期生の作ったパスタと軽食を食べた後は、1期生と2期生合同のオリエンテーションと自己紹介セッションを実施しました。

前回同様にジョハリの窓を使った自己紹介を実施。
1期生が先陣をきって自己紹介をし、場の雰囲気を和ませてくれました。また2期生もなかなか個性的なメンバーが多く、自己紹介を通して参加者の距離がグッと縮まったようでした。
その後は、大滝学舎長による「先人たちに学ぶリーダーシップ」の講義とディスカッションを実施。「リーダーとは何か?なぜ必要か?」を真剣に考え、ディスカッションでは、グループで「リーダーだと思う人、その人たちに共通する特徴」を話し合いました。
グループディスカッションの後は、実際のリーダーシップの例をみて、具体的に理解を深めました。


リーダーとリーダではない人の特徴を話し合い中

歴史上の人物から身の回りの人など
様々な名前が出てきます。

新たな発見!
先人たちから学ぶリーダーシップの後は、オンラインのケーススタディを実施。学んだリーダーシップを実践するチャンスです。
1期生と2期生に別れて、2つのチームで臨みました。1期生はすでに前回のプログラムにて体験済みなので、難易度を高くして挑戦!

ミッション前に計画をみんなで話し合います。

計画外の事態が起これば、情報共有をして
計画を軌道修正します。

良かった点、改善点がたくさん出ていました。

それぞれの役割やミッションを共有し、
計画を立てます。

ミッションをクリアできるかの重要な意思決定の場面です。みんなで色々なオプションを検討中。

2日目もあっという間に終了。
2日目の終わりは、夏らしく1期生2期生合同のBBQを実施しました。

1期生も率先してサポートしています。


いい具合に火が準備できてきました。

この後、花火もして盛り上がっていました。
3日目

朝は成田涼子先生による「リーダーシップヨガ」でスタート。
お天気にも恵まれ、今回はビーチ近くのお外ヨガ。潮風がほどよくあり、暑すぎず最高の環境でした!
ヨガの後は朝食をいただき、南総学舎に戻って、2期生は「私のライフストーリー」セッションを実施しました。
※この間に、1期生は「リーダーとしての夢」と大滝学舎長との「お茶室コーチング」を実施しました。

「私のライフストーリー」というセッションでは、リーダーとして自分を内省するためのセッションです。
具体的には、今までの人生のなかであった良いことを“お花”に、悪いことを“石”に見立てて振り返ります。

みんなそれぞれの人生で、それぞれのお花や石があります。
リーダーとして重要なのは、自分がどのような出来事で前向きになれるのか、大変で辛いことがあったときどうやって乗り越えるのかについて自己理解を深めることです。

2期生は前日初めて会った参加者が多かったのにも関わらず、自分の辛かった話を共有し、他の参加者の話に真剣に耳を傾けてサポートし合える関係が生まれていました。
ライフストーリーのセッション後は、昼食です。
今回は夏ということもあり、大滝学舎長から大きなスイカの差し入れがあり、昼食後はみんなでスイカ割りを楽しみました。


回し過ぎには注意して〜

プログラムの集大成は、「リーダーとしての夢」を参加者各自で考えてもらい、それについて大滝学舎長と成田涼子先生からコーチング(アドバイス)を受けます。
それぞれに達成したい目標やなりたいリーダー像があり、そのために超えなければいけない障壁や課題があります。コーチングでは、対話を通じてその目標を具体的にしたり、課題を明確にするお手伝いをします。
このプログラムの目的は「ひとりひとりが将来のリーダーとして成長し始めるきっかけを作ること」です。
1期生・2期生の参加者の皆さんが、なりたい姿に少しでも近づけるようなきっかけ作りとサポートを今後も続けていきたいという強い想いを胸に参加者を送り出した南総学舎スタッフ一同でありました。
