南総学舎のパーパス
~生きものらしさを取りもどす~
南総学舎は、南房総の自然豊かな山中で一人ひとりが自らの世界観を広げ、自分を内静し、赦(ゆる)し、深め、本来の「生きものらしさ」を取り戻す場所。
五感のみならず全ての感覚を開いて、これから先自らの道を豊かに生きていくため、すなわちウェルビーイングを目指すための気づきや、新たな価値観を得て進むための場を目指している。
我々人類は物質的な豊かさは手に入れつつあるが、逆に心の豊かさは遠のくばかりである。
インターネットによる情報革命が我々の処理できる情報量を飛躍的に引き上げ、バーチャルリアリティーやメタバースが我々人間のさらなる自由を約束してくれたと思っていた矢先に、コロナの蔓延や戦争の勃発などで現実の人間の限界を思い知らされた。
特にこの数年、世界で起きていることは、我々の心を大きく動揺させ、我々の中に不安や自信喪失を引き起こしている。
これは『自分達のあるべき姿をもう一度考えなおしなさい』という自然からのメッセージなのだろう。
我々人間の住む世界は、いうまでもなく人間界だけでとどまらない、大いなる地球や他の動植物などと密接に関わり合って初めて存在しうる世界なのだ。
人間の新しい生き方を見つけるためには、本を読んだり、人の話を聞いたりということも大切だが、人間界の外に出て自然を体験したり、
そこから何かを感じ取ったりすることがとても重要である。
特に自然とのふれあいは、どんなに優れたVRでも絶対真似のできないことだ。
南総学舎は豊かな自然の中で様々なプログラムやアクティビティーを通じて、誰もが気づきを得、「自らの道を豊かに生きる」ことの意味を見つけ出す場を目指していく。